違世界 顕聞録 -𝐈𝐒𝐄𝐊𝐀𝐈 𝐊𝐄𝐍𝐁𝐔𝐍𝐑𝐎𝐊𝐔-
富士フォトギャラリー銀座 個展
◼︎作品展への想い
東京では初開催となりました、平野はじめ の個展「違世界 顕聞録 –𝐈𝐒𝐄𝐊𝐀𝐈 𝐊𝐄𝐍𝐁𝐔𝐍𝐑𝐎𝐊𝐔-」富士フォトギャラリー銀座(スペース3・0)での会期が無事に終了いたしました。
ご来場くださいました皆さま、ご支援くださった方々、関わってくださったすべての方々に、心より感謝申し上げます。
写真展の内容についてはこちらから読めます。
私たちの周りにある、当たり前に存在していたものや風習は少しずつ姿を変え、ある日突然失われてしまう…
それらをのこすことを、私は「不在の証明」とよんでいます。
◼︎本作品展について

本作品展では、地元・佐賀をはじめとした失われゆく「奇祭」を中心に、
私がのこしたいと感じた数々の瞬間を、
上書きされる前に「宝箱」の中へ閉じこめました。
私は写真を撮る時、ただ記録するだけではありません。
時には問題意識や定義を考えながらシャッターを切ることもあります。
そして、作品を見る方々に感じていただきたいのは、どこか映画のような「疑似体験」。
そのため、作品への想いを言語化し、自身の言葉としても伝えていきたいという思いもあり、トークイベントも開催しました。
コロナ禍以降、写真はSNS等を通じて、良い意味で大きく広がったと感じています。
その一方で、写真家として改めて考えさせられたこともありました。
それは、写真を通して想いを残していくためには、「言葉として伝える」ことも必要だということです。
なぜ撮ったのか。
そこにどんな歴史や文化があるのか。
写真だけでは伝わりきらない部分を、自分自身の言葉で届ける。
そうした意味でも、今回のトークイベントは私にとって非常に大きな学びとなりました。
今後も、写真とともに言葉を届ける活動を続けていきたいと思っています。

◼︎クリエイトをえらぶワケ
プロラボの担当・高橋さんとは二人三脚で進めていきました。
作者の想いを汲み取っていただいた上で意見を交わし、ペーパー選びから始まります。
セレクトした面種は「マット」。
表面に細かな凹凸が施されていることにより、光の反射を抑え、上品で自然な仕上がりが特徴で、より被写体へ没入させてくれます。
銀塩プリントならではの優しい発色と階調がとてもナチュラルで、臨場感を感じられました。
プリントにはモニターでは表現しきれない魅力があり、時には作者自身も気づかなかった発見を与えてくれることもありますよね。
本番出力まで細部にわたりテストプリントを重ねていくのですが、最初プリントでバシッとイメージ通りに決めてこられるので、ほぼダメ出しがないんですよ(笑)。
途中の変更点なども柔軟に対応していただき、先手を打つレスポンスの速さには驚かされました。
そして、このプロラボの強みはプリントだけではないのです。
経験豊富な職人スタッフが、作品をより生かすために細部にわたり、展示までサポートしてくださいます。
私にとって写真展は“舞台”みたいなもので、すべてありきなんですよね。
作品はもちろん、プリントの面種、サイズ、レイアウト、照明、音、空間まで…
だからこそ、全てにこだわりたい。
そんな想いを最大限にサポートし、形にしていただけるのが「クリエイト」だと思います。
◼︎環境
富士フォトギャラリー銀座には複数のギャラリースペースがあり、美術館のようにさまざまな展示が同時に行われることもあります。
そのため、出展者同士やいろんなお客さまとの交流が生まれ、出会いや会話が広がっていきます。
◼︎これから
プリントや個展というと、どこか特別でハードルの高いものに感じる方も多いかもしれません。
ただ、
将来個展を開催したい。
自分の表現を形にしたい。
そう考えているなら、ぜひ普段からプリントしてみてください。
プリントを重ねることで、ご自身のビジョンが生まれてくるはずです。
あなたにとっても“違世界“があり、銀塩プリントには、なにかヒントが隠されているはずです。
まずは気楽に、その入口に立ってみませんか?





